日本の鉄といえば、出雲地方の砂鉄・タマハガネ(玉鋼)を使った、日本刀があります。
最近、知人にタマハガネを見せてもらい、約700年前の鎌倉時代の古刀「正宗」を見せてもらいました。
片手で振り回せるバランスの良い名刀でした。
700年経っても、まるで、昨日できたような輝きでした。
軽くて反りがあり、片手で扱えるように進化した。
源平合戦で、馬上で大将同士が斬り合うため、手綱を持ち、抜きやすいように反りがついたらしい。
折れず曲がらずよく切れる、そして、軽く美しい。
まさに、美術品です。鉄を段々たたいて仕上げることを、鍛錬という、まさに、鍛え上げた鉄の芸術品。
日本は、改良、進化くふうして独自の技術品を作ってきました。
博物館、美術館で本物を子供のころから見て、さわり、感じておくと将来役立つと、父が美術館、博物館に連れて行ってくれた。
今頃やっと意味がわかりました。